介護の仕事は力を必要とする業務も多い特徴がある。
そのため仕事を始めたばかりの介護スタッフであると、力の使い方をよく知らずに体を故障させるケースが珍しくない。
介護の仕事に興味を持って始めたものの、その後に肉体労働がきついと感じて辞めるという人も多い。

しかし、介護業務で力が必要な作業も、コツさえ掴めば負担は軽くなるため、体を壊すことなく健康維持ができる。
介護作業中に体に負担を掛けない健康維持の方法には、重心のコントロールが重要なカギを握る。
介護の力仕事で苦労するという人は、体の重心が高い状態のままで作業を行っている場合が多い。
重心が高いと体のバランスを取るのが難しく、転倒する危険性がある。
また腰などデリケートな関節部分に大きな負担がかかってしまい、故障の原因となる。
そこで要介護者の移乗など力が必要な介護作業の場面では、脚を使ってできるだけ腰を落とすよう意識し、重心を下げる姿勢が欠かせない。
体の重心が下がると自然とバランスが安定して、少ない労力で要介護者へのケアができる。
この方法であれば腰に余分な負担が掛からないため、作業中に痛める心配もない。

他にも介護の力仕事の負担を軽減するためのコツは数多くあって、ベテランの介護スタッフであれば仕事の経験を通じて作業を楽にこなすテクニックを心得ている。
そこで介護の仕事がきついと感じるなら、ベテラン介護スタッフにコツを教えてもらうと仕事が簡単にこなせる。